【編集後記】青軸のキーボードがおすすめ!

編集後記

​​​​​​​私とキーボードとの出逢いはずいぶん古い昔の話しになります。

正確に言うとキーボードではなく、タイプライタのキーですが、
高校生時代、学校では授業のレポートを手書きではなく、
タイプライタで作ることが求められていました。

私のようにタイピングの下手な生徒のために、特別の授業がありました。
そこで初めて使ったのがアメリカのUnderwood社のでかくて重いタイプライターです。

授業の最初の日、先生はばんそうこうを生徒に渡し、
全てのキーの文字が見えないように小さく切ってキートップに貼ることを命じました。

そうです。
いきなり最初からキーを目で見ないで打つタッチタイピングを強いられたのです。

もちろんクラスはbooingの嵐になりましたが、
先生は気にも留めずに「さあ、いくよ。aaa、aaa」と言ってキーを打つように指示し、
音楽を鳴らし始めました。
その音楽のリズに合わせてタイプしながら、指でキーの位置を覚えるんですね。
不器用な私でも2週間もすればまったくキーを見ずに打てるようになりました。

キーの文字が見えないようにテープが貼ってあるので、見ても仕方が無いというのもありますが、
このスパルタ方式は結構有効かも知れません。

先日、パソコンのキーボードの調子が良くないことに気がつきました。
いくつかのキーで、ときどき入力されない症状が発生していて、分解清掃が必要な状況です。
そのための工具を用意しようとしたんですが、
ふと気が変わって新しいキーボードを購入することにしました。

前から欲しかったのはすばらしい打鍵感で有名な
東プレの「リアルフォース」シリーズの「変荷重モデル」です。

これはメカニカル式スイッチを使ったキーボードで、キーの下部にスプリングを採用することで、
適度な反発力を確保し、安定して気持ちの良い打ち心地を可能にしています。

「変加重」というのは、キーによって押すときの強さを変えた設計のことです。
例えば小指で押すキー群は軽め(30g)に、親指で操作するキー群は重め(50g)というように
バランス良く作られています。
他にも長時間タイピング用に全てのキー荷重が軽い(30g)モデルがあり、
これはそのメカニカルスイッチの軸が青いことから、通称「青軸」キーボードと呼ばれています。

他にも荷重の違いで「黒軸」「赤軸」や「茶軸」と呼ばれているものがあり、
どれを選ぶかは悩ましいけど楽しい時間です。
青軸はもっとも軽くて疲れないタイプのキーボードで、クリック感は最高のものがあります。

唯一の問題は打鍵音が「カチャカチャ!」とかなりうるさいという点ですね。
大勢の人がいる事務所でこれを使って打鍵感に酔いしれていると、
そのうち「うるさいぞ!」と消しゴムでも飛んできそうな感じがします。。
キーの打鍵音は静かな方が事務所で使うには良いようですね。

ネットショッピングで静音タイプを選び、購入しようとしてボタンを押す指が止まりました。
プロ仕様のキートップを採用した東プレ REALFORCE 108UBK の価格はなんと46,480円!

キーボードにこれだけの投資をするには勇気が必要です。

いろいろ探した結果、青軸のメカニカルスイッチを使った
ロジクール社のG710+というゲーミングキーボードを購入しました。
価格は9,800円で、全てのキーにLEDが組み込まれていて文字が光るため、
とても視認性が良いのが気に入りました。

早速使ってみると確かにカシャカシャとうるさい音はしますが、
長い文書を書いていると、リズム良く文字が入力される感じがして、とても心地よく打ち続けられます。

パソコンと人間との接点はマウスとキーボードなので、これらの操作性が向上すると、
パソコンに向かう時の気持ちにも変化を感じます。
いままでより、もっと楽しく仕事ができるようになりました!

あなたも、キーボードを買い換える機会があれば、
メカニカルタイプを一度試してみてはいかがでしょうか?
もしも和風なのがよければ、PFUの漆と金箔塗りキーボードがあります。

価格はわずか50万円ほどだそうですので、
こちらもおすすめです(^_^;

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