「計測器」という言葉から何を想像されますか?
電気のテスター?自動車のスピードメーター?ゴルフのレーザー距離計?
私は小学生の頃からアマチュア無線をやっていたのもあって、
昔からこういうたぐいのものが大好きです。
ロボット開発をやっているとき、性能を測るのは計測器です。
速さ、距離、温度、電圧、電流、加速度、などなど。
計測器マニアにとっては精密に計測することが生きがいです^^;
私が持っているテスターは、実験室で使うような超精密計測器で、
なんと100万分の1ボルトが計測できます!
すごいでしょ!?
ただし、はっきり言って日常生活での実用性は間違いなくゼロです^_^;
でも、マニアの世界に「実用性」を求めてはいけません!
この世界では、実用性がなければないほど仲間の注目と尊敬を集めることができるのです!
おぉ、なんという非合理な話でしょうか^^;
皆さんが普段乗っている乗用車にも、40~100種類くらいの計測器→センサーが使われています。
エンジン制御システムでは、
・エンジンスピードセンサー、
・フェーズセンサー、
・大気圧センサー、
・燃料圧力センサー、
・エアマスセンサー、
・インテークマ・ニフォールド
プレッシャーセンサーなど一般の方が聞いたこともないようなセンサーが数多く使われています。
エアコンにも
・室内温センサー、
・外気温センサー、
・エバポレータ温度センサー、
・室内湿度センサー、
・日照センサー
などがあります。
さらにブレーキ制御用には
・横Gセンサー、
・ヨーレートセンサー、
・ブレーキペダル・ストローク
センサーなどなど、書き切れないほどです。
最近は、自動運転車が増えて、
レーザーレーダーやミリ波レーダーも珍しくなくなってきました。
それらのセンサーからの膨大なデータを、
車載コンピュータが適切に計算して快適に安全に車輌全体をコントロールしているわけですね。
しかしマニアックな私から見ると、そんなにたくさんのセンサーがあるのに、
自動車の計器が
・走行スピード、
・走行距離、
・冷却水温、
・ガソリン残量、
・エンジン回転数だけ
というのが許せません。
もっと見たい!もっともっと計測したい!
という情熱を抑えることができないのがマニアなんです。
それでは計測器マニアはその問題をどのようにして解決したのでしょうか?
続きは次回でね(^^)