【編集後記】オープンカーとガレージへの憧れ

編集後記

クルマとの接し方にはいろんな種類があります。
ひたすら速く走りたい、のんびりみんなとワイワイ旅行に行きたい、
なかには洗車するのが楽しいという接し方もあります。

私はオープンカーが大好きで、
若いときからいつかは風を感じられるオープンカーに乗りたいと思っていました。
年を取って仕事をリタイアしたらピット付きのガレージで古いオープンカーをレストアするのが夢でした。
こんなイメージです。

これはヨドガレージ エマージュⅡというガレージで、
工事費を入れると高級車が買えるようです^_^;
なんとか手頃な費用で建てられるものはないものでしょうか。
その前にマンショ住まいなのをなんとかしないと夢のまた夢でしかないのですが・・・

レストアする対象車輌のイメージとして描いていたのはAlfa RomeoかPorsche 914で、
少年の頃に憧れていたクルマへのノスタルジアです。

とっても欲しかった
Alfa Romeo Spider Veloce

一度は乗りたかった
Volkswagen-Porsche 914 Targa Top

私が社会人でバリバリ働き出した頃には両車とも20年落ちの中古車になっていて、
程度の良い固体でも100万円くらいで売られていました。
少しおんぼろの要整備車だと30万円なんてのもあったくらいで、
じっくりと時間をかけてレストアする素材としてはとても手頃だったんですね。

ところが最近は旧車の値段が高騰して500万円を超えることも珍しくなく、
とても手がだせなくなってしまいました。
昔は庶民の趣味だったはずのレストア作業が、
いまやお金持ち向けの趣味になってしまったようです。

仕方なしにをレストアをあきらめると必然的にピット付きのガレージなども必要なくなり、
クルマへの興味も少し薄れてしまっていたのですが、
オープンカーに乗りたいという気持ちはまだ残っていました。

そんなときにPeugeot 308CCとの出会いがあり、
流麗なデザインに一目惚れして初めてのオープンカーを購入することになりました。

朝日を浴びる308CC ライオン丸

この308CCはとても気に入っていたのですがちょっとした事情で手放すことになり、
しばらくは忙しく仕事に専念していました。
数年後、外車ディーラーの組織変革支援が始まり、
オープンカーの爽快さを忘れられないと言う話をしていると、
では良いのを探してあげましょう、と言う話になりメタルルーフ+4人乗り+自動運転機能付きを
お願いしてリーズナブルなのを見つけてもらいました。

BMW 435i Cabriolet

これはPeugeot 308CCにはない高級車感もあり、
後部座席も広くて普通に4人乗車ができました。

ところが買ってすぐにコロナ騒ぎが始まり、
県外ナンバーのクルマを見かけたら石を投げられるというウワサを聞き、
ドライブへの自粛が続きました。

この非常事態に屋根をオープンにして走るなんて非国民だと言われかねない空気が漂っていて、
1年の走行距離がたったの2千キロkmほど。
乗れない車を持っていても仕方が無いので、家の引っ越しをきっかけに手放してしまいました。

実は乗らなかった理由は、コロナ禍というのもあったのですが、
家族がオープンカーを嫌ったのもありました。

私以外の家族はみんな女性なのですが、
曰く、暑い/寒い、髪が乱れる、トンネルで臭い、うるさくて会話ができない、
買い物の荷物が載らない、雨が入る、鳥のふんが落ちてくる、
虫が入ってくる、落ち葉が入るなど散々です。
それら全てがオープンカーで自然の風を感じるという「ロマンの代償」だと思っていたのですが、
どうやらそれは「私」だけだったようですね・・・

いままた仕事が忙しいのでのんびりオープンカーでドライブする暇がないのですが、
今度買うときは「私専用」のクルマを買うつもりです。

家族が乗りたいといっても、今度は乗せてやりません!

いま気になっている車がFiat 500C カブリオレです。

FIAT 500C TWINAIR DOLCEVITA

なんだか楽しそうじゃないですか?
普段乗りと買い物にも使えそうだし・・・・・

あ~、迷いますね~!

クルマ趣味の中で、
さて次は何を買おうかな~と考えている時間はかなり楽しいものがあります♪

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